米フェイスブックは今年8月、同社がモバイルアプリ業者に提供している広告配信サービスが、米アップルの方針転換によって機能しなくなる恐れがあるとの見解を示した。
アップル、個人情報保護を厳格化
フェイスブックは「オーディエンスネットワーク」と呼ぶサービスで提携業者のモバイルアプリに広告を配信している。
フェイスブックが収集した利用者情報に基づき、業者はアプリの個々の利用者に最適化された広告配信を受けられる。このとき重要になるのが、対象となる利用者を絞り込むターゲティング機能。
しかし、アップルはかねて個人情報保護の姿勢を鮮明にしている。「iOS 14」や「iPadOS 14」といった同社の最新モバイルOSでは広告用の端末識別子の取得に際し、アプリごとに利用者の同意が必要になる。
これにより、今後、iPhoneなどではこの識別子の取得率が大幅に低下すると予想される。これに伴い、フェイスブックの広告配信はiPhone利用者の対象絞り込み精度が著しく低下する。結果として、アプリ業者の広告収入が減少する。
本記事は、「Yahoo!ニュース 個人」向けに弊社が執筆した記事「アップルの方針転換でネット広告大打撃、「iPhoneの最新OSで広告配信無力に」とフェイスブック」の一部です。全文は、Yahoo!ニュース 個人のサイトにてお読みください。