米電気自動車(EV)大手テスラが先ごろ発表した2021年10~12月期決算は売上高が前年同期比65%増の177億1900万ドル(約2兆400億円)、純利益が8.6倍の23億2100万ドル(約2700億円)で、いずれも四半期ベース過去最高を更新した。
年間販売台数、87%増93万台
21年通年のEV販売台数は前年比87%増の93万6222台で、過去最高を更新した。テスラは21年初頭、EV販売が今後数年間、平均50%の伸びで推移するとの見通しを示していたが、21年はこれを大きく上回った。
また同年通年の売上高は同71%増の538億2300万ドル(約6兆2000億円)、純利益は同7.7倍の55億1900万ドル(約6400億円)だった(図1)。
米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、21年の年間販売台数は市場予想の89万7000台も上回っている。また、英調査会社のIHSマークイットによると、21年の世界乗用車販売台数は前年比3%増にとどまった。サプライチェーン(供給網)の混乱で多くの自動車メーカーが販売台数を伸ばせない中、テスラの伸びは突出しているという。
テスラの車種別の年間販売台数は小型車「モデル3」と小型SUV「モデルY」の合計が前年比2.1倍の91万1208台。この2車種で、全体の97%を占めている。
本記事は、「Yahoo!ニュース 個人」向けに弊社が執筆した記事「テスラはいかにして世界的半導体危機を回避したのか、EV年間販売 過去最高を更新」の一部です。全文は、Yahoo!ニュース 個人のサイトにてお読みください。